とある魔術の禁書目録(とある科学の超電磁砲)にでてくる
「自分だけの現実(パーソナルリアリティ)」とは具体的にどういうことなんですか?
「通常なら持ち合わせない常識」といったところでしょうか。
他の回答者様が挙げるように、普通なら「手から炎が出る訳ない」というのが常識ですが、発火能力者は「手から炎が出る」という感覚が必要になります。
例えるなら、自転車に乗るのと一緒です。最初は全く乗れませんが、慣れると「こうすれば乗れる」という感覚が染みつきます。これが自分だけの現実、なのではないかと思います。
御坂の能力だって、普通の人間なら「全身から電気を放出する」だったり「身体から磁力を発生させ、その磁力で砂鉄を集める」といった感覚は持ち合わせていませんが、御坂はその感覚を自転車に乗るのと同じように、普通の感覚として持ち合わせているので、能力を使用することが可能なんだと思います。
「普通ならありえない」を自分の世界観の中だけで「普通のこと」として捉える。これが自分だけの現実だと思います。
この世界の偶然性、あるいは可能性の観測です。
「偶然」や「可能性」という言葉は、ある分野では、
極めて広い意味を持っています(とりわけ哲学)。
たとえば、僕は現実では生物学的に男ですが、
僕は「偶然」男として生まれた、と言えるわけです。
つまり、少しでも可能だと考えられることは、
何であれ「可能性がある」と言ってしまえるのです。
性別なんかはまだ「たまたま」っぽさがありますが、
「物理法則が違ったら」という「偶然」もありえます。
さて、そうした極めて広い意味での「可能性」には、
「何の道具もなく体から放電できる」も含まれます。
もちろん、こんな可能性を信じる人は普通いません。
いたら、「妄想野郎」とでも言われるのがオチです。
しかし、こうした可能性を「信じる」どころではなく、
「現に起こる」と「観測」できれば話は変わります。
そうした観測能力の持ち主の目に映る「世界」は、
多くの部分で他人と一致していますが、ただ1点、
その「可能性」についてのみ完全にずれています。
この「ずれ」こそが、「自分だけの現実」なのです。
あるいは、それを生じさせる観測能力が、かな。
作中の描写からは、どちらの意味もありそうです。
要は、その現象が起こる確率がコンマ以下でも、
0でない限りは100%にして取り出せるわけです。
そのために、0より大きい確率を「観測」すること、
あるいは「観測」されたものが「自分だけの現実」です。
なお、この「観測」は普通の人間にはできません。
「観測」できる者、つまり学園都市の能力者たちは、
全員、脳に構造的な異常を抱える体になっています。
というか、それを行うのが能力開発みたいですね。
薬を使ったり、電極を脳に刺したり、といったことです。
また、原作3巻での小萌先生の発言によると、
可能性が0の現象はもとより「観測」できないので、
「自分だけの現実」=能力として発現しません。
具体的に、可能性0に何が該当するか不明ですが、
できることとできないことは分かれているようです。
例えば手から電撃が出て上条に炸裂、とかでしょうかね。
どうしたら能力が身につくのか不明(一般には開発というカリキュラムを受けるという事らしいですが開発で何をしているのか不明)ですし、演算は脳内で何をしているのか不明ですね。
簡単に言えば「妄想」です。aohigev5さんの言うように「中二病の思い込み」も合ってますよ。
そしてそれを数学の演算で導き出された構図と合わせることで能力が発現するんです。
自分だけの現実の『確率』を捻じ曲げることです。
例えば
現実では、手から炎が出る確率は勿論0%ですが、その確率を捻じ曲げて、確率が1%にでもなれば、手から炎が出せるわけです。
だって、0%が1%になったら、不可能は可能になるんですから。
多分ですが、その確率が高ければ高いほど、能力が強くなるんじゃないかな?
簡単に言えば中二病の思い込みです。
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